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大阪から関東に左遷されたあほんだらの自転車旅行記

美しい台湾(環島)一周サイクリング 15日目 台北~大阪

寝て飯食ってサドルの上でほとんどの時間を過ごしそして寝る
1日1日が濃く、だからこそあっという間だし、曜日感覚さえ気にならなくなる
私はそんな体験ができるのを自転車旅以外では知らない。
 
 
3/15 台北
 

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台湾にいられるのは今日が最後だ。
 
本当にいろいろなことがあった15日だった。
まず日本以外の国を自転車で走るという経験が初めてだった。
交通ルールも違う、言語も違う、土地勘もない。
そんな手探りの状態が楽しく、俺を飽きさせなかった。
 

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空港近くのクロークで自転車を受け取る。
ガッチリと輪行した後、車体をラップで巻いていく。
1本まるまる使い果たした時にかなりの衝撃耐久性になっていた。さらにそこからプチプチを巻いていく。
 
桃園空港までは台北からバスが通っている。
無論自転車も1つの荷物として積載してくれた。
1時間弱揺られると懐かしき空港の景観へと差し掛かった。
 

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帰りのフライトはAir Asiaで取ってある。
聞いたことない航空会社だったため若干の不安はあったが輪行に対しても丁寧に対応してくれた。
「it,s be care」と伝えると割れ物注意的なテープを巻いてくれた。
 

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もろもろの手続きを済ませ搭乗に差し掛かる。
行きの時ほど時間は要さなかった。
 

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今回は少し値が張ったが窓側の席を取ることが出来た。
格安航空機のため座り心地や離陸に不安があったが、思っていたよりも悪くない。
 

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期待は徐々に高度を増して行き、小さくなっていく台湾の市街や道路、車がミニチュアのように映った。
不思議な感覚だ。自分はあんなところを走っていたんだ。
価値観が変わった、多少高くても飛行機の窓側を取るべきだ。
飛行機の窓側席は旅行の最後の観光名所だ。
 

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この景色が俺への最後の褒美かもしれない。
サンセットの雲の上
綺麗だ。
それしか言葉が見つからない。
ジーンと眼尻に熱いものがこみ上げる。
 

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無事着陸
終わっちまったなあ。
 
あーあ、おわっちまった。
最初は少し拒否反応のあった二輪の群れや野犬だって
今では俺の普遍的価値観として馴染んでいた。
 
ありがとう台湾、また行くよ
いや、帰ってくるよ。
 
END